埼玉県における交通安全の状況は?
自転車保有台数の多い都道府県で第三位となるなど、埼玉県では多くの方が自転車を使用しています。通学に使用している人も多いのではないでしょうか。
様々な場面で生活に役立つ自転車ですが、「通学時などに怖い思いをした」という訴えもすくなくありません。
高齢ドライバーによる悲惨な事故が相次いで報じられましたが、県内の交通安全はどのような状況でしょうか。
埼玉県内での交通事故による死者数は2018年は175人と前年よりも2名減少しています。ただし、昨年は全国でも交通事故死者数は150名以上減少しており、埼玉県の交通事故死者数は愛知県、千葉県について3人目に多い水準となっています。
なお、65歳以上の高齢者の方の交通事故による死者数も、全年代の交通事故の死者数と同様に減少傾向にあります。
今後、高齢の方が増えてくる中で必要な対策はどのようなものでしょうか。
埼玉県の治安、どう思う?
2018年に埼玉県内で認知された犯罪件数は60,001件でした。埼玉県内での犯罪発生件数は減少傾向にあります。また、県民数を警察官の人数で割った一人の警察官が担当する住民数は636人と全国で最も大きくなります。
少ない人数で着実に犯罪を減らしているように見えますが、違う視点もあります。
例えば、犯罪件数の減少は全国的な傾向であり、埼玉県の犯罪発生件数は2018年に全国3位と高いままである、といった意見です。
また、検挙率も2018年30.7%と全国で2番目に低くなっています。なお凶悪犯罪に限ると検挙率は86.9%、全国で35番目となります。ちなみに、10年前の検挙率は犯罪全体では25.5%、凶悪犯罪では66.7%でした。
最近は中学生が被害者となった凶悪犯罪も続いており、数字に表れない心の部分でのケアも重要性を増しています。
自然災害への備えも確認しておこう
今年も豪雨などの大規模災害が続いています。
今後30年以内にマグニチュード7クラスの大規模な首都直下型の地震が70%程度の確率で発生すると予想されていますが、皆さんの自宅や避難所は安全でしょうか。
埼玉県の耐震化率は住宅は2016年3月の時点で87.1%、避難所としても使用される公共施設などで93.4%です。参考までに国が各都道府県に示している目標は、2020年耐震化率95%です。
また、避難所の定員やプライバシーの確保の仕方なども各地で課題として指摘されています。埼玉県はどうでしょうか。
急速に高齢化が進むなかで求められるものは?
埼玉県ではこれから急速に高齢化が進んでいきます
そのようななかで県民一人ひとりが安心して地域の中で暮らし、活躍していくためにはどのような取組みが必要になってくると思いますか。
いっしょに考えていきましょう。